雫境 著・編集 「『LISTEN リッスン』の彼方に」
¥2,200 tax included
Shipping fee is not included. More information.
This item can be shipped outside of Japan.
雫境 著・編集 「『LISTEN リッスン』の彼方に」
2016年、話題になった『LISTEN リッスン』は無音の映画である。耳の聞こえないろう者たちが、それぞれの「音楽」を奏でるアート・ドキュメンタリー・フィルムだ。手や指、顔、足、全身をつかって「音楽」を生み出していく。演技経験のないろう者から演劇経験者、舞踏家まで、さまざまな人が身体表現で生み出す世界は、まさに「舞踊詩」のような「音楽」とでもいうべきものだ。ともにろう者である映画監督牧原依里と舞踏家雫境(ダケイ)が、共同監督として、この作品を生み出した。
音が聞こえない環境を観客に体験させる試みとして、上映会では耳栓が配られた。
本書はこの映画『LISTEN リッスン』を書籍の形で示そうというものだ。しかし、会話やナレーションのある映画のような台本はない。そのために、撮影・演出にあたって監督たちが出演者に示したもの、そのコミュニケーションの過程、さらに、その過程で牧原・雫境監督が考えたことなどが述べられる。そして、この特異な映画づくり、そして映画が表現するものを言葉で表現しようという、書籍としても困難な試みである。
ページ数 272/判型 四六/製本 並製
-
Reviews
(13)
-
Shipping method / fee
-
Payment method
¥2,200 tax included